通院介護を含む高齢者のヨガ
病院でヨガ
メンタルヘルスケアの取り組みとしてヨガを導入している病院が増えています。担当医と相談しながら、体力や体調にあった指導が受けられます。予防医学としても注目されています。
医師意見書フォーム(PDF)現在通院・投薬中の方のご入会には事前に主治医と ご相談の上で意見書のご提出をお願いしています。
通所リハビリテーションプログラムとしてのヨガ
平均寿命が100歳に限りなく近づきつつある現在、当院の通所リハビリは、「いつまでも寝たきりにならない」、「いつまでも自力で生活が出来る」という事をテ-マに運動療法を中心とした、理学療法・作業療法を実施しております。そこで、水戸寿子先生(国際ヨガ協会・常任理事/東広島支部長)にお願いし、平成9年よりヨガを始めることとなりました。
運動療法においても言えることですが、ヨガの効果もすぐには目に見えて現れるものではないかと思います。やはり継続が大切と思います。
しかし、ヨガでの取り組みにおける効果は、何より参加者の方が実感され、多くの方が喜んで参加されています。
諸先生方の親切丁寧なご指導、日常生活において大切なお話し、高齢者の方には無理のないポーズなどの魅力で、ヨガに参加された方は、ほとんどの方が現在も継続され、毎週のヨガを楽しみにされています。
高齢者のためのヨガ
使われない筋肉や内臓などの器官は年齢に関わりなく衰えていきます。この“廃用性委縮”に対して有効なのは、適度に使い続けること。それぞれの体質や健康状態に応じて柔軟に取り組めるヨガは、長年の習慣的な偏りによって弱ったり壊れそうになっている高齢者の身心の健康維持に役立ちます。
陽気体操 奈良市「東老春の家」
奈良市「東老春の家」において、呼吸法を重視して無理のない範囲でおこなうヨガ的な運動を『陽気体操』と名付けて行っています。
60歳から80歳以上の方まで(平成13年度:平均68,9歳。62人、うち男性12人)、月に2回、2時間のレッスンを楽しんでくださっているが、受講希望者が多く、半年ごとに代わっていただかなくてはならないのが残念である。以下、事務局にいただいた参加者の感想です。
(指導:近畿中央支部)
- 高齢者のためのやさしい運動
- 雑誌に紹介された“腰割り体操
始めの頃は、とても体が硬くて前屈のポーズも殆んど無理でしたが、今は少し体も柔らかくなりました。低血圧の為、朝早く起きてやるのは相変わらず無理ですが、血圧も以前よりは改善しました。
教室で呼吸を整えている時、始めの頃は形で寛ろぎ乍ら頭の中は緊張していましたが、段段ヨガに集中できるようになり一度は熟睡して夢まで見てしまいました。元々、肩こりも便秘も冷え性も有りませんでしたので、ヨガの結果としては解りませんでしたが、良い友人に恵まれて悩みも無く毎日楽しく過ごしています。」匿名
最初の頃は、月末に一度が丁度良い加減でしたが、今では体に少し余裕が出来たのか毎週だったらよいのにと待ちかねる様になりました。先生のおっしゃるように後は自分で少しずつでも毎日積み重ねてこそ効果があると思うのですが、生来の怠け者にとってはなかなか難しく今日に到って居ます。しかし、お教室の後は体がとても軽くなり夕刻のムクミも少ないように感じます。先生のメニューが私にはピッタリのようで体が無理なくほぐされて行きます。一生懸命通いたいと思いますので、是非来年度も続けて頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。」井手礼子
一、 この頃は友達と『よかったななあ~今日の体操』
『体にいいなあ~』と笑顔で終わる日々でございます。
一、 朝晩手っ取り早く技がベッドの上で出来るのがいい体の薬となっている。
一、 平素使わない筋肉がほぐれるのがグイグイと分かる指導である。
一、 順序良く教わるので、痛くなく楽に動き、身の軽快を知ることができる。
一、 血液のサラサラになる技巧とか深みのある話で関心を持つ。続けて行こうねと中間で言い交わしている昨今です。
今後とも宜しくお願い致します。乱文にて失礼しました。」匿名
荒井嘉久子さん(東京・カルチャーセンター文化広場)
砂橋喜美栄さん(広島・志和)
思いやり・気配りのできる年寄りになって往生したいものと思っている昨今です。」
多谷和男さん(広島・サンヘルス)