国際ヨガ協会

ヨガエッセイコンクール 2006年度 入賞作

2006年度・最優秀賞
ヨガに出会って~ヨガ体験リポート

東広島支部 大滝さやかさん

深夜、私は泣きながら娘を乗せた車を運転していました。テレビの報道リポーターという仕事上、時間に終われ、精神的に追い詰められることもよくありました。しかし、私は「まだ、23才だから…」と自分の体を過信し、心も体もボロボロになっていたのです。するとどうでしょう?一ヶ月に一度は必ず風邪をひくし、ぜん息にもなってしまいました。高熱を出しても仕事を断れず明るくふるまっていた私に、ある日、2歳の娘が言ったんです。「ママ、苦しいんなら、お仕事お休みしんちゃいや。さくらが会社の人に言っといてあげるけえ。」私はこんな小さな娘にまで心配させていると思うと涙が止まりませんでした。  娘が3歳になって幼稚園に入ったのを期に、軽い気持ちで近所のヨガ教室に通い始めました。教室の皆さんが親切で、娘を連れていっても温かく見守って下さるのがなによりも嬉しかったです。最初「絶対にできない」と思っていた“ポーズの王様”の倒立も、一年経つと形になってゆき、ヨガの楽しさを日々感じています。  ある日、山崎先生に持病の喘息のことを話すと、「ぜん息は自分を素質に出せない人に多いのよ。自分や病気を追い詰めず、体の声を聞いて上手に付き合っていきなさい」とおっしゃいました。私はこの時なんだか、すべてを許されたような気がしたのです。  ヨガを続けて一年。生理痛もなくなり、風邪もひかなくなってきました。また、先生はヨガをはじめ、健康に関することや本もいろいろ教えて下さいます。別の教室の船本先生はポーズや人の体について詳しく、私のポーズの少しの不調で「最近、体調、悪いでしょ」とお医者さんのように感づかれてしまいます。お二人とも素晴らしい先生なのに気さくなお方で、言わばお二人は私の“第2の母”、失礼、“第2のお姉さん”的存在です。こんな素敵な人生の先輩に出会えたヨガに感謝しています。  また最近、〔ヨガアサナ実践会〕に行き、皆さんのヨガに対する熱意を拝見させていただきました。「継続は力なり」。長年の努力があるからこそ、人に伝えられる実力があるのだと感心させられました。と言いつつ、仕事を再開してさっそく風邪を引いてしまったおバカな私。「忙しくてもやっぱりヨガに行かなければいけないな」と痛みをもって体感させられました。ただテレビ局も変わり、“私らしさ”を大事にできるリポートができているのではないかと思います。  これからは、太陽のようにいつも元気で明るいお母さん、弱い人の立場に立てるやさしく輝ける女性でありたいと思います。  「今の若者は・・・」とよく言われるけれど、決してそんな人ばかりではありません。厳しい競争社会の中で傷つけ、傷つけられ、うつ病になったりする友達もいます。また、やさしさや、人の温かみに触れられなかった人が犯罪を犯すのかもしれません。そう思うと、その人の本当の“痛み”はその人でないとわからないのではないでしょうか。  私は、体が不調な人はもちろんのこと、そんな人達にもヨガの素晴らしさを知ってほしいと思います。そしてヨガをする人の優しいオーラに癒されてほしいと思うのです。

合掌

2006年度・優秀賞
ヨガアサナ実践会に参加して

松山中央支部 阿部恵子さん

二度目の参加、ということは、はや二年目が来ようとしていることに驚く。私は腰痛に悩んでいた。仕事も休み、病院に通って診断書を提出して10日間の有休を頂いていたところ、友人がヨガに行こうと誘ってくれた。「この痛い時にヨガなんて!」 でも、だまされたと思って一緒に行くことになった。そこで田淵悦子先生と出会ったのだが、なんとこの動けない私のお尻をたたくのだ。この先生、おかしい? はじめは火あぶりにあったように感じた。ところが、~体がだんだん違う、たたかれているのに何かが違うように感じる。そして、来た時は歩くのもやっとだったのに、帰りはいつもと同じ歩調で歩くことができた。まるで魔法にかかったみたい。それがきっかけとなり、毎週教室に通うようになった。
おかげで10年間ものあいだ整形外科に通い、整体に通い、鍼灸に通った生活から離れることができた。今まではなんだったの?って思った。人に頼って治していた自分を反省。人間の体は自分で治せることを知ったのだ。
はじめて〔ヨガアサナ実践会〕に参加したら、なんと若い方の多いこと。私の若い時には腰痛はババアの病気だなんて思ってた。今の若い人の悩みって、昔は考えられないことだった…。
谷村多香師範のお話に耳を傾ければ、皆いろんな悩みがあるけど、自分で治せるのだということ、ただその方法を知らないのだ…。魅力あるお話に、もっともっと知りたいと思った。そして皆さんの悩みを聴いていると、私の腰痛なんて自分で解決できるかもしれないんだ。いろんな悩みがあるんだ。本当に十人十色。実践会に参加しなければ、こんなに悩みを沢山抱えている人がいることもわからなかった。悩んでいるのは、世界中で自分ひとりのように感じてた。この腰痛の苦しさ。若い頃、腰痛なんて自分は、自分だけは、絶対ならないと信じてた。若い時は、体の線だって自分だけは崩れないと信じてた。そして自分だけは一生健康だと信じてた。なのに…。
今回が二回目の実践会、多香先生のお母様(谷村靖子会長補佐)にお会いでき、これまたまた凄いパワーに驚いた。お年は別として、継続は力なり!を証明してる! ヨガを続けているとこんなに元気で美しくいられるのだと感じた。人生捨てたものではない。ただ、「健康で美しく過ごすには努力が必要! 美しさは一日にして成らず!」自分では、同じ年齢の友人より少しは努力していると思っていた。しかし大先生を見ていると、私の努力ってなあに?と、努力を勘違いしていた自分に気付く。自分に都合のよい努力だった。
気がついてもなかなか…。私も10年、20年と実践会に参加できるように、自分磨きに励もうと考えている。よろしくご指導、お願いいたします。継続、継続、そう自分に言い聞かせて、今日もお教室へと足を運ぶ。

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