国際ヨガ協会

エッセイ2017年度

ヨガエッセイコンクール 2017年度 入賞作

2017年度エッセイ部門 最優秀賞
腰痛とヨガ

宇都宮西支部 平川京子さん


 私がヨガを始めたきっかけは、腰痛です。
 妊娠中に滑って転び、腰を強打し医者に行くと「圧迫骨折の可能性がありますが、妊娠中のためレントゲンは撮れないからよくわからない。もし折れていたとしても安静にしていれば骨はつながるから大丈夫」と言われ、治療もなくそのまま大きなお腹を抱えながらほぼ1カ月間自宅療養。そして2か月経つ頃には医者の言う通り痛みも和らぎ、無事に出産を迎えることができました。
 ですが、1年くらいたった頃に突然激痛が走り、再び医者に行くことに。レントゲンを撮ってもらうと「転倒した際に折れた骨が曲がってつながったのが原因。曲がってつながった骨は治らない」と言われました。対処法もなく医者からも見放され、痛くて思うように動かせないこの体で、どうやってこれからの育児をしたらいいか不安な気持ちでいっぱいになり、精神的にもショックを受け体も心もぼろぼろでした。

 それからは突然やってくる腰痛が起きるたびに接骨院に通院し、腰痛と葛藤する日々の繰り返し。息子が3歳になって幼稚園に入ったのを期に、少しでも改善できたらと思ってヨガを始めました。

 医者にも治らないと言われていたので、最初はそこまで期待もせず始めましたが、続けていくうちにレッスンが終わった後はなんとなく体がすっきりしていることに気づき、目の前の世界観が少しだけ変わっていて、体も心も少しずつ元気になっていくのを感じていくうちに、いつの間にかすっかりヨガの魅力にはまってしまい、ヨガの日が楽しみになっていました。
 次第に固かった体もほぐれて、その一年後には倒立までできるようになり、ヨガの楽しさも感じて昇段審査にチャレンジするまでに。ヨガ仲間もでき益々楽しさ倍増!実践会では最優秀賞を頂きワクワク修学旅行のような軽い気持ちでヨガフェスティバルにも参加しました。そこで先生に腰痛の話をすると、私の体に触れ「この痛み治るよ」と言葉を頂き、指示通り体を動かすと「嘘! あら不思議?!」痛みもなくなって、魔法にかかったようでした。医者からも見放されてあきらめていたのに体の向き合い方で変わると気づき、感激しました。

 ヨガを始めて6年、気がつけば長い事苦しんできた腰痛も今では接骨院に通うこともなくなり、あの辛い痛みから解放されました。さらに風邪もひかなくなり、肌荒れもよくなり、生理痛まで改善され、健康ってなんって素晴らしいのだろう!と実感しています。ヨガと出会って人との出会い、家族との繋がり、自分の意思、心と体すべてが良い方向に向かい、心身ともに元気になれました。
 まさに怪我の功名です。腰痛に「ヨガと出会わせてくれてありがとう」と感謝をしたいくらいです。いつも教室で先生方が話してくれるように、「心と体はつながっている。体がほぐれると心もほぐれる」まさしくその通り!体と心そして呼吸の結びつき知れば知るほど奥深いなと感じます。いつも優しく私を見守り、希望を与えてくれた先生方に心から感謝しています。
 これからも私が私であるために深い呼吸を心がけ、どんな時でも平穏な時を感じ過ごして生きたいと思います。

 

2017年度自由表現部門 最優秀賞
ヨガの神様

 

広島八本松南支部 今石純子さん




 

2017年度エッセイ部門 優秀賞
今の思い

北群馬支部あわざわ学園長 眞庭美紀さん


 きれいになりたい! 私が21年前にヨガを始めるきっかけになったこと。そして私の人生の目標は今も、きれいになることです。
 正直私には「アサナはそこそこできればいい」みたいな甘えもありました。どうしてもできるようになりたいという強い思いがあったわけでもなく、むしろ私にはできないんだというあきらめ。そんな状態で体が良くなるはずもなく、年齢は重ねていくのに…。肌のトラブルに悩み自分に自信がなくなり、次第に人の顔を見て話せなくなったあの頃。
 『重い荷物をおろして、身辺整理しなさい。』それが先生に言われたひと言。私ってそんなふうに見えるのかな。私はどうしたらいいのか、でも私は私だし…。いろんな思いが頭の中をめぐりました。強い思いはあるのに、ああ言えばこう言われちゃうなんて思ったり、まわりからの評価を気にしたり、いろんな気持ちがじゃまして、自分らしくいられない。自分が自分に窮屈にしていることに気付きました。
 小さい頃から目立つ存在でもないし、今だって存在感なんてあまりないかもしれない。でも、私は私なんだ。他の人にはなれないんだ。家族だっているし頑張っている2人の息子の母親なのです。
 先生が、子育てはお母さんが元気そうにしていればそれでいいと言われました。朝起きて鏡を見て、「なんていい女♥」って自分で言ってみる。言えなかったら「元気そうね」って自分で自分に言いきかせる。自分を大切にできない人は他人にも優しくなれないのだと知りました。そして自分を分かっていなければ、他人のことなんてぜったいに分からない。
 今、自分が学園長としてやらなければならないこと。それはただ、「初心不忘」。初心に戻って頑張っていきます。
 いろんな方に感謝すること。アサナができないことにも意味があること、心と体のつながりの大切さ…。気付きをさまたげる余計な荷物を少しずつ下していこうと思います。
 現在43歳。人生の折り返しに入りました。朝目が覚めること、手足が動くこと、おいしくご飯が頂けること、いろんな方と出会えること…。すべてのことに感謝して。マインドフルネス、今ここ、ですよね。私は私、自分らしく心と体をみがいて行こうと思います。
 心も体も、きれいになりたいです。
 

2017年度エッセイ部門 優秀賞
解決しに、行く

栃木東学園 陳 愛麗さん


 私は中国系マレシーア人です。22年前に日本に留学しに来ました。
 当時、夢を持って来たんですが、大学で主人と出会って、人生の計画が崩れました。
 もし結婚したら、自分の夢を放棄しなければなりませんということで、またその他いろいろ有りまして、健康が崩れました。結局うつ病だと医者の診断が下されました。
 最初いろいろうつ病の薬を飲みましたが、薬に対する拒否感がありました。私は「薬なしでいいですか」と医者に頼みました。だけど、薬なしではいろいろ痛みが出てくるから、体と精神が耐えるかどうかの問題があると言われました。その時医者は私にいろいろ仏教の哲学を質問考問しました。私はちゃんと答えました。医者は私が仏教信者であり、かつ釈迦様の教えはかなり習ったことと判断し薬なしでもいいと同意しました。

 以前読んだ高僧の本の中に書いて有りました。

 自身有病自心知
 身病還須心薬治
 心要正時身亦浄
 心生還是病生時


 心の病気は心を治さないといけません。心に問い詰めて、問い詰めて、解決しに行くのです。
 その間、釈迦様の教えをいろいろ考えながら、自分が立てた夢へ対する執着心とその他の悩みをひとつずつ解いていきました。
 執着心を無しにして、素直に成り行きへ。
 うつ病にかかった時、体にいろいろ病状が有りました。頭痛、胃が痛い、神経失調、風邪、あちこち身体が重い、無力など様々です。安静中、私は釈迦様の教えを考えながら、以前習ったヨガのポーズをしました。

 ヨガは、中学校の時、座禅をしていた体育の先生(祝雅微先生)から2-3回ぐらい体育授業で教わったことがありました。
 その後祝先生は台湾の法鼓山へ留学しに行きました。その頃からヨガに興味が沸いてきましたが、ヨガを習う処が無くて、祝先生に聞いてみたら、禅宗のお坊さん釈継程禅師の処を紹介してくれました。だがあまりにも遠いのでお母さんが中学生の私には行かせるわけが無いです。

 ヨガへの想いはそのまま…。

 祝先生から習ったポーズはいくつかしかなくて、屍のポーズ、蓮華のポーズ、太陽礼拝のポーズ、ねじりのポーズ、スキのポーズ、逆さか立ちのポーズ、魚のポーズだけです。
 私は太陽礼拝のポーズ以外はよくやりました。太陽礼拝のポーズはなかなか覚えられなくて、やりませんでした。逆さか立ちのポーズはする度に体から空気が出ました。
 その後体が少し楽になるんです。体が徐々に軽くなって行き、いつ病気が治ったのか分かりませんが、言えるのはうつ病は薬無しでも必ず治せるんです。

 たまたま4年前に、ヨガ一ヶ月体験という真岡市の広告を見て知り、嬉しく参加しました。高林先生の担当でした。一ヶ月終ったら、私は高林先生に「ヨガの資格はここで取れますか?」と聞きました。なぜなら大好きなヨガに、再び出会ったからです。
 高林先生は「取れます」と教えてくれました。それは国際ヨガ協会という協会で、毎年5月ぐらいに実践会があると教えていただきました。その後、私は高林先生の教室に通い始めました。教えてくださったヨガのポーズは私が習ったのとは違いが多く有りました。国際ヨガ協会は体をほぐしからヨガのポーズを入っていきます。また、個性美学と東洋医学の考えも取り入れて有りました。
 ヨガは習えば習うほど、奥が深いということが分かりました。

 私はまだ初心者で、いろいろなポーズはまだ出来ません。どこまで行けるか分かりませんが、実践会に向かって、頑張りたいと思います。

 

2017年度自由表現部門 優秀賞

 

栃木東学園 高林フテさん


 平成7年9月、会社の検診で胃ガンが見つかって3分の2をとる開腹手術を受けました。体力は落ち、家事をしながらリハビリはしていたものの元の様にはいきません。会社を退職し、家事と自分なりのリハビリ(といっても散歩ぐらい)で過ごしているうちに、近所の友からヨガに行きませんかとお誘いをうけ、その教室で故・益子先生と長嶋浩子先生に出逢いご指導を受けてきました。ほんとうに、休み休みのヨガでした。今は私の生活の中では一日24時間ヨガタイムと思い、ヨガを続けています。私の生活で川柳を詠んでみました。

 毎日の 二十四時間 ヨガタイム
 めざめヨガ ふとんの上で 背伸びする
 片足の 立木のポーズ 歯を磨く
 草取りの 腰の痛みは ネコ一番
 セルフケア テレビ視ながら 足をもむ
 毎日の 三度の食事 身土不二
 湯につかり フットケアで 疲れとれ
 お休みの ふとんの中で サバアサナ
 便秘にて 肛門しめて もれ防止
 大好きな ヨガで健康 とりもどす


 続けられる喜び 健康で過ごせる幸せ、回りの皆様すべてに感謝です。

2017年度自由表現部門 優秀賞
無心

広島高屋支部 元山ひとみさん


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