国際ヨガ協会

with-Corona note『レッスン中は “ 鼻出しマスク ”』

with-Corona note
レッスン中は “ 鼻出しマスク ”


むしろ集中を妨げられ、得られるはずの効果が損なわれるのは、多くの皆さまがお感じの通りです。

それでも施設の方針、あるいは “マナー” としてマスクをつけるときは、鼻を出しておくことをお勧めします。



鼻腔をマスクから出した上で、ヨガの基本的な呼吸を習慣にしましょう。

◆鼻から吸う
◆口から吐く


特に暑くなって「熱中症予防」のためにマスクを外しましょうといわれ始めています。
その意味を、改めて理解していただきたいと思います。

そもそも鼻呼吸は、冬の感染症予防のために勧められます。

① 鼻毛や粘液でホコリや細菌、ウィルスなどをキャッチする
② 副鼻腔で温められて加湿されて肺に入る

ご存知の通りですね。
ここで ② に注目。

冷たい外気が「副鼻腔で温められ」る・・・、言い換えると、
副鼻腔の熱が吸気に移った~頭部は冷えることになります。

脳は平常時でも 約20w の熱を出しています。
ところが 子供が熱を出したら急いで冷やすように、脳は熱に弱い!のです。
40.5℃ を超えると機能障害を起こし始めるといいますが、
チーズのような(約60%が脂質の)脳が溶けると考えていいでしょう。

高温から脳を守るために「選択的脳冷却機構;Selective Brain Cooling)と呼ばれる、
汗で冷えた顔面や鼻粘膜で冷やされた静脈血を頭蓋内へ流入させる仕組みが備わっているほど。

そもそも 大事な脳を 肋骨 や 骨盤 の中に納めず、頭のような危ないところに出しているのも、熱から遠ざけるため。

断熱効果のある皮下脂肪は頭部には決してつきませんよね。

だから、鼻から吸うことが たいせつ なのです。
いつも湿っている粘膜でおおわれている 鼻腔 や 副鼻腔 は優秀な ラジエーター。
しかも 複雑な形状の副鼻腔内では空気が 渦 になって風速がアップ!
脳と数mmしか離れておらず 直接 脳 を冷やすことができます。

マスク内の高温多湿(しかも 酸素不足)の空気を吸い続ければ、
熱中症になる前に脳の温度が上がってボーっとし、事故に遭うリスクが高いでしょう。
ポカ~ンと口を開けていると 賢そうには見えない…。
口呼吸では脳が働かない、そのことを私たちは体験的に知っているのでしょうね。

もちろん 発熱など体調不良のときはレッスンには参加せず、医療機関に相談、休養して免疫力強化につとめてくださいね。



*頭部断面図:「人体リアルイラスト」
http://blog.livedoor.jp/illustration2018/

国際ヨガ協会・事務局