国際ヨガ協会

【こんなときこそ】series-9『お顔に花を咲かせましょう』

【こんなときこそ】series-9
お顔に花を咲かせましょう


谷村靖子という、先輩がおられました(1927-2013)。
1960年代から副会長として創始者、そして現会長を助けて協会の礎を築かれました。


ヨガといっても、まだ誰も知らなかった昭和30年代。
“痩せる教室”などというPRで参加者を募ったものだと、よく懐かしそうに話しておられました。




4月6日は、そのご命日。
そういえば桜が満開で、ぽっかりと明るい満月が浮かぶ頃でした。

先生のメッセージをひとつ、ご紹介します。

「笑顔よし 人の花とや 誰も好く」
(桜木健古)


心は眼に見えない内側の有り様ですが、表情に出るものです。感情を表に出さないのが達人などともいわれますが、笑顔だけはおおいに作ったほうが良いでしょう。
笑いは人間だけの特権です。「拳(こぶし)は笑顔に当たらず」といいます。
それにしても、この句の「人の花」とはうまい表現です。

数年前、ある会社を訪ねたとき、相手は35才くらいの人で、3時間ほど二人きりで話をしましたが、驚いたことにこの間、一度たりとも笑顔になることなく、能面のような表情を終始変えないのです。
ケンカしているのでもなく、こちらは仕事上の客なのなです。なんとまぁフシギな人がいるものヨと、感心しつつ別れました。
一年ほどしてまた会社を訪ねると、「彼は死にました」。
さもありなん、と納得いきました。
病名はともかくあれだけ笑わないのは人間的な心を持っていないのであって、それこそどうにもならぬ重病。死因もそこにあったに違いありません。

花が咲かないなら、枯れるほかないのです。表情とは、かくも心にも体にも深く関っている事実を実感させられます。
(2001.7 [innerMove])



多くの会員に慕われた谷村靖子先生への感謝の記念碑。



いま徳島・千光院の境内で桜吹雪の下で微笑んでおられることでしょう。
優しい関西弁で、「しっかりしいや」というお声が聴こえそうです。

*by 協会事務局

国際ヨガ協会・事務局