国際ヨガ協会

働く婦人の家教室 花房ふさ子

働く婦人の家教室 花房ふさ子

高校保健体育教員として三十八年、退職後何か身体活動を続けたいと思っていた時、働く婦人の家で開講されていたエアロビックスとヨガの講座が目に止った。エアロはこれ迄高校生にもやらせてきた有酸素運動であり、迷わず受講する事にした。一年過ぎた時、全く未知の世界ではあったがヨガが気になり、二年目平行して受講する事となった。
器械体操が専門の自分に取ってヨガの中へはすんなりと入り馴染む事が出来た。西洋体育で云うなら、ストレッチの様なものかと初めは感じていた。処が一時間三十分の受講時間が流れる様に過ぎ、身体に堪えがありながらオーバーワークでもなく終った後の心地好さと爽やか感が何とも云えなかった。もしも、ストレッチを床で九十分もやる事になれば、腱や筋肉に対する逆効果が現われるのではないかと思われる。ストレッチの基本は反動をつけない腱や筋肉をリラックスさせるための伸展運動であり、伸した筋群に意識を集中させながらリラックスし、その状態を暫く保持する事にあるが、運動面ではヨガと大変良く似ているが、実は、ヨガがアサナとプラナヤマの上で成り立ち、指導者の元に行われる事に寄って、効果を挙げられるものであると云う事が、ここ数年、ヨガ講座に通って解って来た。
七年続けたエアロは右腕骨折時に即出来なくなり、加齢も重なって止めざるを得なくなった。が、ヨガは片腕ギブスをはめながらも可動有効な身体で行うことが出来るではないか、ここにも魅力を感じた。
昨年亡くなった母が、六十才を過ぎてヨガを始めた私に“百才現役を目指して”ヨガ研究家広池 子さんの新聞記事の切り抜きを残して呉れた事を思い出し再読。母が「ずっと続けてやりなさいよ」と後押しして呉れている様に思う。講師の先生に感謝しながら、もっとヨガを楽しみ度い。

インナームーブ76号より