国際ヨガ協会

新百合学園 学園長 浦上祀子

新百合学園 学園長 浦上祀子

先日、数人の人達と話をしていた時、太極拳をやっている人が「ヨガは精神的なものに傾いてしまうから、太極拳をやった方がいいですよ」と、笑いながら話しました。私は「心身の調和」・「ヨーガ」が一般的には、正しく理解されていないのかなと思うと同時に、正しく解かってもらう努力をしなくてはいけないと思いました。
 好きなスポーツ、趣味に打ち込むのは良いことですし、それらの入門の仕方は沢山あり、選択も自由だと思います。そこで中心を見失わず、寛い心と客観的な目を持ち続けることが大事だと思います。
 現代の社会が様々な分野で分化し、効率を追い求め続ける中で、私達の心と体が統一性、バランスを失っているのを見るにつけ、健康な心身の為にヨーガは必要だと感じています。
 私は幼い頃から病弱で、学校は1年に平均1ヶ月位は休んでいました。社会に出て働くようになっても、いつもどこか自分の体に不安を抱えていました。30才過ぎた頃から肩こりがひどく、運動不足のためだと思い、テニスや水泳をし、却って腰痛や鼻炎に悩まされました。40代後半になって、偶然、ヨーガ教室に行って、なんとなく気持と体が楽になり、続けて現在に至っています。
 ヨーガに出会って、心身のバランスの悪さがわかり、呼吸を意識するようになり、若い頃、色々体の為と思ってやったことに、無理、無駄な努力が多かったことに気付きました。
 こうしてヨーガを続けることができたのは先生方や沢山のヨーガの仲間の方達のおかげであると感謝しています。そして、本当のヨーガの勉強はこれからだと思っています。
合掌

インナームーブ108号より