[2]ヨガ教室に通って変わったこと
東京・狛江支部 益田 清子さん
 子供たちも小学生になり、ようやく教室に通えるようになって2年経ちました。ど うして私は、こんなにヨガが好きなのだろうと、自分でも不思議に思います。体を動かすことは、最高に楽しく、体の中の知らないことを教えてもらうことも嬉 しいです。均整のとれた体になりたいと思うことももちろんですがそれと一緒に、穏やかで優しい人になりたいと夢見ています。家族や友人、近所の人、だれと話をしても体や心に満足している人はいません。「私ばかりが不幸せ」「私がこんなに一生懸命なのにわかってくれる人がいない」な どと言いつつ何十年。皆本気で生きているのに、なぜか不満がいっぱい。

 父は66歳ですが、脳梗塞で治療中です。伯父はクモ膜下出血で、大手術。
みんな病気になってから自分を大切にし始めます。

 人体は、血液がさらさら流れていなくてはならないと、何回も教えてもらいました。きれいな血は食べ物と健康な心が作るそうで、主婦なので食事には気を使います。体に良いだろうと思って作った料理も、家族から喜ばれないときもあります。煮物などはまだまだ納得できるものができません。主婦という職業は、楽に見えていましたが、すごく重大な任務なのだと気づきました。

 「個性美学」も勉強したいと考えています。目や鼻の並びかたは生まれつきのものでも、表情は良くも悪くもなります。始めて会った人でも、この人いいなあと思うことがあります。顔の配列が良いのではなく、優しい目だったり、きりっとした口元 だったり、こちらまで楽しくなる笑顔だったり。「この人と友達になりたいなあ」と思います。どうして人の顔って似ていても一人一人違うのでしょう。

 先生の話による と、顔は人の“証明書”だそうです。いつでも身分証明書をさらけ出しているということです。なにかに真剣な人は、とても美しく見えます。配列は変えられませんが、 まじめに生きていい証明書を手に入れたいです。ヨガ教室に通って、人とのつながりを大切にしていきたいと思うようになりまし た。

 我ながら、すごく良いところに気づいた感じです。わがままをしたことがない、などと思っていた自分が恥ずかしいです。ヨガに出会えて感謝しています。

ヨガエッセイコンクール 2000年度[優秀賞]

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