保育園のヨガ・プログラム


「極楽坊保育園」「いこま保育園」(奈良)では、
1981年から園児の“体操”としてヨガを採りいれています。
毎週1回、ヨガの講師(谷村多香・国際ヨガ協会近畿中央支部長)を招き、
ヨガ体操をおこなっています。
お母さんたちも体験された「参観日」の感想を
寄せていただきましたのでご紹介します(2001年1月)。
お母さんたちの感想

「子供と過ごす貴重な1日を楽しくでき、ありがとうございました。ヨガなんて初めてで、すんなりとこなす子供とは、逆に固い身体をほぐすのがやっとでした。でも家に帰ってからの話題も『ヨガってどう?』からいろんな話に変わりました。ゆっくりと落ち着いた状態で身体を動かすことはなかなか有りません。これも大事な経験と思いました。」
「とっても静かに先生の話を聞きながらしていたのが驚きでした。とても上手にヨガをしていたことにも感心でした。おばあちゃんが、ヨガを10年程して入るので、佳祐も家でもたまに真似してるのですが、実際に見せて頂いて、まじめに取り組んでいる姿に本当にビックリです。」

「参観楽しかったです。昔から身体は柔らかかったので、まだまだイケルかも、と思ってしまいましたが、以前のようには行きませんね。お風呂上がりにちょっとでも使わない筋肉を動かしてあげたらいいなと思いました。もえちゃんに“ヨガ好き”と聞くと“もえちゃん大好き ”と答えてくれました。」

「『今日は、ヨガや。嫌やなあ~』と亮太はヨガの ある日は、いつもこう言います。どうしてかと聞くと『イタイもん』と一言。もともと体はやわらかくない方なので、先生の言うとおり上手にできないのがイヤ なのかなと思っていました。そういう訳でとても興味をもって参加したのですが、これがすごい。自信あるつもりでしたが、伸ばしていない部分ってこんなに あったものなのかと感じました。亮太はというと、不細工ながらも一生懸命。終わった後、スポーツとはまた違った爽快感(体中を血がぐるぐるかけ廻るよう な)があり、疲れは感じませんでした。いかにも体にいいという感じ。ありがとうございました。」

「昨日のヨガ楽しかったです。子供の横で一緒にできたら、もっと楽しかったかな。もう何年も真剣に身体を動かす事もなかったので痛かったですが、『ママかたいな!おしえたるわ!』と優しく言ってくれました。しかし、ヨガの先生は何年経っても変わらず柔らかくて若いなー。」

「日頃から優星の体がとてもやわらかいので感心していたのですが保育園でのヨガの成果だったとは、今日まで知らずにいました。子供を見習って今日の運動を少し、これからしていきたいと思っています。」

「久しぶりのヨガは、一光がお腹の中にいる時以来でとてもなつかしかったかったです。静かな中での動きは子供たちにとって苦手な分野ではないかと思うのですが、結構やっていて感心しました。家でも親子でやってみます。」 

「貴 行が週1回、ヨガを体験できるのはいいなと思いました。身体をほぐすということは心もほぐすことで、リラックスできると思います。おしゃべりもせず、神経 を統一してすることは必要な時間だと思います。本当は、私たち大人のほうが必要かも知れません。あくせく働いて、バタバタ過ごす毎日、こんな時間が大切だ なと思いました。」

「当日、血圧が低くて長く立っていられなかった私ですが、ヨガのあと気分が良くなりました。それにしても、身体の堅さ、筋肉の持続力の衰えを感じました。ありがとうございました。」

「自分の身体が思う通りに動かないのに驚きました。浩太郎も黄組の時は、固い身体だったのに、今ではすごく柔らかくなっていて、こんなこともできると自信になっています。落ち着いた雰囲気、落ち着いた時間を過ごす機会を頂いて有り難いと思います。」

「私が小学校の頃、母がヨガを習っていました。覚えていたポーズも有り、懐かしく取り組んでいたものの、昔と違いすっかり身体は固まっているのにびっくり。仰向けに寝て神経統一、心が休まりますね。ストレッチとリハビリを重ねていいかも。」

「日ごろ延ばしていないところが痛かったですが、とっても気持ちが良く気分が良かったです。落ち着きます。肩凝りや、便秘に良さそうデスね。落ち着きの無いちひろには本当に良いことをして頂いていると思います。本人はあまり好きでは無いようですが続けたいものです。」

「昨日は有り難うございました。ともきからはヨガを少しだけ教えてもらっていたのですが、今日教えて頂いて、ともきの様子もわかり、先生の言うことを良く聞いて上手にできていて、うれしかったです。足を上げたり、寝て呼吸をしたりと、家でも簡単にできそうな動きで、またともきとしてみようと思います。この機会にヨガができて、肩凝り等無くなり、身体が楽になりました。」
保母の考察
黄組(4才児)
◇はじめのうちは動きについてゆけず戸惑う姿もあったが、そのうちにじっと先生の動きを見ながら集中してできるようになった。その力も回数を重ねるとともに大きくなってきたようである。
◇心を落ち着け、ゆったりと流れる時間を過ごす心地良さを感じている。身体の気持ち良さとともに精神的な安らぎが得られる。子供たちにとってとても大切な時間となっている。
◇体育的な遊びの反応が早くなり、前でする保育者の動きがすぐに自分のものになっている。
◇以前よりも集中力がつき、ひとつのことを少し長い時間続けられるようになってきたように思う。

青組(5才児)
◇すぐの頃は落ち着いて取り組むことができず、たえず横にいて声をかけないとしゃべったりしていたが、2カ月ほどすると集中できるようになり、今ではほとんどの子が真剣に取り組め、「気持ち良かったわ!」と感想を言う子もある。
◇身体の固さになかばあきれていた子も、やわらかくなってきて、それが自信になっている。
◇先生の声を聞きながら取り組めるようになってきたころ、やはり日常生活でも落ち着きがみられるようになってきました。子供たちの成長はヨガとともにあったと感じる。

◇私も子供たちと一緒に継続してできるのはとても幸せなことだと思う。間があくと、あとに筋肉痛になるが、続けているときは身体もやわらかく気持ちが良く て、筋肉痛もほとんどない。ヨガの時間は、いつも何げなく使いっぱなしにしている身体を見直す時間のように思える。
◇肩こりもひどいので、ヨガをした日は気分も身体も軽くなる。じゅうぶんな回数ではないと思うが、老化を少しでも遅らせてもらっているようで、うれしい。年々固くなってきているが、これからも続けられたら身心ともに健康でいられるかと思う。
 
実施方法
  • 「動」のヨガ体操から始め、「静」の目を閉じて集中する時間を少しずつ延ばしてゆくのがよい。 
  • 音楽を背景に流すことが園児の集中を高めるのに効果的である。レッスンの内容などに応じて音量/音質を選択調整することはいうまでもない。 
    • 使用した音楽として次のようなものがある:
      宮下富実夫『瞑想』『呼吸』『さおりのうた』『ヒーリング』 
      喜多郎『シルクロード』『古事記』
      イルカ『ちいさないのち』 
      ヴィヴァルディ『マンドリン協奏曲』 
      パッヘルベル『カノン』 
      J.S.バッハ『管弦楽組曲 第3番』よりアリア、『アンナ・マグレーナ  の音楽手帳』よりメヌエット 
      シューマン『トロイメライ』 
      ほか
  • 絶対的な選曲ではなく、今後の専門家の研究を待ちたい。照明は、段階的なコントロールができる。担当者はなめらかな調節に配慮する。
  • 時候によって野外でおこなうこともできる。 
  • 挨拶のときや途中で手を合わせることがあるが、「内なる宇宙」を感じるための伝統的なスタイルとして、また、意識をてのひらに集中するためにおこなう。特定の宗教的な意図はない。 
<先生がたへ>
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国際ヨガ協会
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