いま実践会などで、“若い日本人に起こっていること”をお話ししています。パンフレットにも触れていますが、創始者が昭和46年に沖先生とともに『国際ヨガ美療学会』を発足した当初から心配されたとおり、急速に進んだ近代化のなかで、とくに若い世代に異変がおきています。この急変は世界のなかでも日本で顕著に進んでいます。「中年のように疲れて」「もはや生物として成立しない体」(アエラ誌)で、21世紀を担ってゆけるのでしょうか。

◆アレルギー体質
 もう60%以上の子供が免疫異常をもつという研究も。免疫機能が形成される時期の強い反応が子供を苦しめ、対症療法だけの誤った治療法がさらにこじらせます。

◆筋骨の虚弱
 筋力が低下して運動能力が落ちているのは、外で遊ばなくなったから当然としても、倒れれば簡単に骨折する子供が増えているのは問題。ミネラルの不足した食事や牛乳の飲み過ぎ(インナームーヴ参照)もあってカルシウムが定着していないわけです。同じ理由から、いくら磨いても虫歯はいっこうに減らないわけです。
 今の子供たちは40歳になったら総入れ歯、50代で寝たきりになるのも珍しくない、ということになるのでしょうか。57歳で全部揃った歯でタラバガニの足をバリバリ砕いていた創始者を思いだします。私も歯並びは悪いけれど(ラムネのビンをくわえたまま前にコケて下の前歯を損傷)、ウサギ並の前歯を誇っています。

◆自律神経の失調
 登校拒否の理由の一つは陰性体質(低血圧/低体温)。下がりっぱなし、上がりっぱなしで血圧調整ができない小学生。また35度台の“低体温児”が珍しくなくなったと思っていたら、(それ以上下がると生命が危険なので)37度から下がらない“高体温児”が現れているそうです。低体温では子孫を残すのが難しく、ずっと微熱が続いている状態では、新陳代謝が亢進して(体内に多量の活性酸素が生成され続けるために)短命にならざるを得ません。
 身心一如。からだの変化が青少年による異様な犯罪の土壌です。食事、運動、呼吸、リラクゼイション、精神統一・・・。ヨガ健康法には、人間を正しく活かしてくれる古代からのノウハウが一大体系となっています。国際ヨガ協会では個性美学理論やボディーワークを応用してさらに磨きあげ、日本人にもっとも相応しい指導を組み立てています。
 いま伝えなければ、いつ伝えるのか!? 創始者はじめ、ヨガの先達たちの叱る声が聞こえてきます。
 さあ、まず身の周りから、気が付いたときから始めましょう。
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2000.6.
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改めて、ヨガ健康法を通じて私たちにできること